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【きいちゃんがお星様になりました】 [【きいちゃん亡くなる】]

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きいちゃんが8月9日日曜日の21時30分に虹の橋を渡っていきました。

2ヶ月くらい前に胸に水が溜まる乳び胸という病気だということがわかりました。 水が溜まりすぎると肺を圧迫して呼吸ができなくなる。水を抜くかどうか散々悩んだけれど、しばらく様子を見て、結構安定した状態が維持できていました。毎日のご飯もちゃんと食べるし、元気はあるし。なんとか維持していけるんじゃあないかと思っていました。


とはいえ、水がたまっている分呼吸は苦しそうで、活発に動くのはしんどそうな様子、このまま様子を見続けるか一度水を抜いてみるか。 まだ漏れが続いているなら抜いてもまたいずれ溜まるけれど、それまでの間は呼吸が楽にしてあげられるかも。 もしかして漏れが止まっていればもう一度溜まらないで済むかもしれない。 


福ちゃんの時の辛い経験から麻酔をかけて手術するのはいけないと思ったけれど、麻酔の要らないレベルの水抜きならリスクも低い(頻繁にやるのは感染症を誘発すると言われたのでよくないと思ったが)し、一度水を抜いて、また溜まるのか、呼吸が楽になるか見てみようと思った。 でも、これが間違いだった。

安定してるなら、いじってはいけない、そのままにしておくべきだったのだ。



水を抜くのは何でもなく終わって溜まっていたリンパ液が250cc抜けた。

帰ってきたきいちゃんは呼吸は今までより楽そうで、いままではおなかで大きく呼吸していたのが胸とおなかが一緒に動くようになって動きも楽そうになった。いたって問題がなさそうだった。 でも夜になって急に呼吸が苦しそうになってきた。 病院が既にしまっていたので、24時間対応の救急病院に連絡して緊急で病院につれていったが、病院に着く少し前に呼吸が止まってしまった。


病院についてインターホンを押すとすぐに鍵が開いて2階から看護師さんがすごい勢いで駆け降りてきた。様子を聞かれて呼吸が止まってしまったことを伝える。すぐに2階の処置室に運ばれ看護師さんが救命措置をする。 先生もいる。先生が様子を見ながら首を降る。 もうダメだと。

急に我慢ができなくなって涙がぼろぼろ出てきて声をあげて泣いた。 泣くことなど滅多にないのに。

間違えた。判断が間違っていた。なんで毎回そうなのか。 なにもしないほうが良かったのだ。 なにもしなければ、きっと今晩もいつも通り、皆でかつおを食べて、いつも通りの日曜だったのだ。

なんで毎回間違えるのか。どうして変な期待を抱くのか。。。

もう間に合わない。後悔先に立たずだ。。。

きいちゃんが大好きで大好きでたまらないつぶが一人残されてしまった。

きいちゃんのほうが年上だからいつかそういう日がくるのはわかっていたがそれは今ではないし、それをできるだけ先伸ばしするのが自分の役目だと思っていた。それなのに。



病院できいちゃんを湯灌してくれるのを待つ間にきいちゃんが外猫時代にお世話をしてくれた方にきいちゃんの事を伝える。湘南のから片道2時間をかけてきいちゃんのお別れのために来てくれるという。











きいちゃんは湘南で暮らしていたときに家の近所でつぶちゃんと一緒に親切な人たちにご飯をもらいながら一緒に暮らしていた。和香と福ちゃんを亡くした後にふたりに出会って、気になって、湘南から引っ越すときにふたりも我が家の子たちと一緒に千葉につれてきた。 外の時から仲良しなふたりは家には行っても相変わらずでいつもふたりで一緒にくっついていた。








きいちゃんの魅力のひとつは目。 じっと見つめて見上げてくる目

実はきいちゃんは目が見えない。全く見えない。 目の前のご飯のお皿につまづいてしまうくらいに見えない。

でも、見た目には全くそうは感じさせない。 それはこうやってじっと見つめてくるから。 

実際は音のする方を見つめている。でもまるで見えているみたい。一緒に暮らし初めた頃、見えてるのかと思ったくらい。

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お気に入りの安楽椅子の上で。

きいちゃんはこことコロネが好き。 目が見えないけれど、上手に上がって寝ています。 ご飯の用意を始めると、起きてきて、ちゃんと台所にやってきて、「にゃおん、にゃおん」っておおきな声で請求。 お刺身を買って帰ってくるときなんかリビングのドアを開けたときにはもうそこで待っていて、期待に目をキラキラさせて見上げてくる。

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ベッドの横で眠る

左側においてある箱はきいちゃんがベッドに上がるための踏み台。

目が見えないきいちゃんは箱の場所とかをちゃんと覚えてるみたいで、箱の場所を確認してから箱に手をかけて、箱に上がって、それから隣のベッドへと移る。 すごく考えてる。

きいちゃんが迷わないように、部屋の掃除はするけれど模様替えはできるだけせず、物の位置を動かさないように気を付けています。

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きいちゃんは甘えん坊。 撫でてあげたりお尻をとんとんしてあげるとコーロコーロって喉をならして甘えて来ます。

ベッドにも上がってきて夜添い寝もします。

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ご飯食べて満足して眠る。

きいちゃんはお刺身が好き。 特に好きなのはかつお。 解凍じゃあなくて生が一番好き。その次はたたきが好き。

マグロも食べるけど、一番はかつお。 他にはモンプチのクリスピーキスのカリカリ、缶詰はチャオのささみか銀のスプーン、純缶、モンプチのテリーヌ。 家の近所のスーパーが美味しいかつおを置いているので会社の帰りに毎日かつおを買うのが日課です。

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きいちゃん、つぶちゃんは仲良し。

外で暮らしていたときもいつもふたりで一緒にご飯をもらいに来てました。

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うちでも相変わらずの仲良しぶり。

近くを通れば必ずスリスリ、頭こっつん。

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湘南で外暮らししていた頃お世話してくださった方から頂いたコロネ。

こういうのって大抵入ってくれないんだけど、きいちゃんはお気に入りで最後まで使っていました。やっぱりお母さんからの贈り物は違うんだね。

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きいちゃんはお水を飲むのが好き。きいちゃんのためにおおきな水鉢をふたつ置きました

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ふたり一緒。 いつだって一緒

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きいちゃんとつぶちゃんは湘南で外暮らししていたときからいつも一緒でした。

つぶちゃんがきいちゃんを慕っていて、いつも一緒にくっついていた。

初め出会ったときは、つぶちゃんが盲目できいちゃんが目が見えていて、だからふたり一緒にいると思ったけれど、実際は逆でした。きいちゃんは全くの全盲でつぶちゃんは片目だけが見えていた。 そんなふたりはうちに来てからもいつも一緒。近くを通ると必ずスリスリしてました。目が見えないきいちゃんもつぶちゃんが通り掛かるとちゃんとわかるようで自分から頭をコツンとさせてスリスリ。 目が見えないけれど、きっと足音で他の子と区別できるのでしょう。他の子にはスリスリしないけど、つぶちゃんにはちゃんとスリスリする。



残されてしまったつぶちゃんが不憫です。

つぶはまだ、夜になるとにゃおんにゃおんって泣いている。昼間は皆がいるから気が紛れるけれど、夜になってふときいちゃんがいないことを思い出してしまうのでしょう。


きいちゃんのほうが年上だったから、いつかはこういうことがあるだろうとは思っていたけれど、それがいまだとは思っていなかった。もっと先、そうあと数年は先だと思っていた。 毎日きいちゃんのお刺身を買うのが日課だと思っていた。きいちゃんがいないと1階のリビングが急にがらんとした感じになった。





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