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【実家の猫達1 ちびちゃん第2話】 [【07年2月うちの猫】]

今日は雨がちらつく寒い一日だった。昨日に続き、外猫達にご飯を持ってゆく。週末しか会えないのにちゃんと顔を覚えていて、皆、寄ってくる。
猫達に缶詰を持ってゆくときには魔法瓶に入れたお湯をもって行く。缶の底に残ったゼラチンにお湯をかけ、それを皿の缶詰にかけてあげる。無駄なく全部あげられるし、寒い中にいる猫達に少しでも暖かいご飯をあげられるから。猫は人肌程度に暖かい食事が好きだという。
今日はフィルムを使い切る程猫達の写真が撮れなかった。外猫達の様子は来週フィルムを現像に出してからにしよう。

今日は先日のちびちゃんの思い出についてもう少し。
ちびちゃんはその頃実家の近くに住んでいた外猫が生んだ沢山の子猫達の1匹だった。日ごろ目立たない子だったらしく、元気だった頃は見た記憶がない。ある日、外猫達の為に外に置いてあった発泡スチロール箱に近づくと、他の兄弟達は脱兎のごとく逃げたのに1匹だけ取り残されて動かない子がいた。それがちびだった。

右手を怪我して動けない様子だったので家に連れて帰ったのだが、怪我は肩の骨が折れていて、さらに栄養失調で手術もできないという状態だった。結局、そのまま固定してしまうしかないという事で、片手が動かないままになってしまい、それで実家の猫になった。
 すっかり大きくなった頃。来たばかりの頃は大変だった。

来たばかりのころは本当にやせっぽちで蚤だらけの汚い子だった。寂しがって鳴いてばかりで、鳴くとウ○チが漏れてしまうくらいお腹を壊していた。それでも寂しがって人の膝にのるので膝の上でお漏らしばかりしていたのを覚えている。

そんなちびちゃんが元気になった2歳頃の写真。洗濯した靴下を丸めてあるのを咥えては、転がして遊ぶのが好きだった。

 靴下で一人遊び中

これは、ちびちゃんの兄弟達の1匹。ちびちゃんは怪我をしたので家猫になったが他の兄弟達は外で暮らしていた。

そして、これがちびのお母さん。可愛いけれど外猫なので懐かなかった。

 

ちびちゃんの右手は結局くの字に曲がったまま動かなくなってしまってしまったけれど、それでも苦労することなく元気に駆け回ることができた。片手なので、ぴょこん、ぴょこんとあるく様子が短く丸っこい尻尾とあわせて兎みたいだった。

ちびちゃんは、その後、父が拾ってきたモモちゃん(1代目)の事を自分の子供のように可愛がっていた。ひどい怪我をしていたモモの傷をなめてあげて、いつも面倒を見ていた。モモが死んでしまった時、ちびちゃんも死んでしまうのではないかと思うくらい落胆していた。猫もこんなに悲しむのだなとその時衝撃をうけたものだった。


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Lufa mam

初めまして小梅ちゃんのブログから立ち寄らせていただきました。
日本スピッツのルーファの母ですm(__)m
我が家もアメショーmixのシェラとシャムmixのエディが居ます。。。
彼らは里子として我が家にやってきました。。。
彼らを引き取るきっかけになったのは・・・
ノラから我が家で飼うことになったフクが20年以上生きてこの世を去ったこと・・・
最期を見てくださった獣医さんに・・・
【飼い猫でもノラ猫でもここまで長生きできる子は本当に少ないから・・・上手に飼える人は・・・フクちゃんの死で2度と飼わないと決めないで、めぐり合えるチャンスがあったら不幸な子たちを飼う事を前向きに考えてあげてください】でした。。。
mito_and_tan..さんの思いに頭が下がります。。。
長くなってしまってごめんなさい。。。
また・・・遊びに伺わせていただきますm(__)m
by Lufa mam (2007-02-19 06:49) 

手とが不自由でも、mito_and_tan.. さんにであえて幸福猫たち。
私の場合、健康優良児の猫としか出逢っていないので、生活の不便さがありませんでした。
最後まで飼われて猫たちは幸福だったでしょう。
猫同士で仲良くなると、落胆しますね。ご冥福をお祈りまします。
by (2007-02-19 06:53) 

溺愛猫的女人

こんにちは

ちびちゃんはmito_and_tan..さんの元で幸せな猫生だったと思います。
そして魔法瓶にお湯を入れて暖かなご飯を食べさせたいという思いやりにも心を打たれます。猫たちはきっと首を長くして待っているんでしょうね。
by 溺愛猫的女人 (2007-02-19 20:21) 

とらきち

猫も人間が思う以上に、いろいろ感じているんですね。
モモちゃんが亡くなって落胆しているちびちゃんの話、じ~んとしました。
心があるから、人間に裏切られたらどんなに悲しいでしょう。
いつも思うことですが、人にも猫にも優しい社会になったほしいです。
by とらきち (2007-02-19 21:00) 

ж鳳爪

ちびちゃんのお母さん、クールな美人さんですね!
それに対して、ちびちゃんは家の中の快適さを知っている柔らかな
表情ですね。 ハンデがあったり、長く生きられなくても、反比例する
ように濃密な関係を築いてくれるコは多いと思います。
素敵な思い出をありがとう。
by ж鳳爪 (2007-02-19 23:52) 

ウチの兄妹も来たときはノミだらけでした。
まげは夜になるとずっと鳴いていたのを思い出しました・・・
by (2007-02-20 11:10) 

サクラコ

読んでいて胸がジーンとなりました。ちびちゃん、ほんと、mito_and_tanuさんのおうちの子になれて幸せでしたね。モモちゃんが亡くなったときのちびちゃんの落胆姿を想像して涙がでます。
by サクラコ (2007-02-20 13:00) 

mito_and_tanu

> Lufa mamさん
コメントありがとうございます。
フクちゃんは本当に幸せだったのですね。
長く一緒にいた猫との別れはつらかったと思います。猫たちを見ていると、いつまでもこのままでいてほしいと思うのですが、生き物である以上、自分も含めてそれはかなわないですね。
いま、Lufa mamさんと一緒に暮らしているシェラちゃん、エディちゃん、ルーファちゃんも幸せですね。

> nekoさん
コメントありがとうございます。
手が使えなくてもちびはとても元気でした。本当にすごいです。
外だったら生きていく事はできなかったでしょうけれど。

> 溺愛猫的女人
コメントありがとうございます。
ちびは実家の家族にもとても愛されていました。
モモが死んでしまった後、ちびはご飯を食べなくなってしまい、そんなちびにミルクを飲ませてあげたのは母でした。
ちびが復帰するまでミルクをあげていた母には頭が下がります。

> とらきちさん
コメントありがとうございます。
本当に猫も感情豊かな動物ですよね。
これは、猫と一緒に生活した人でないとなかなかわからないかもません。

> ж鳳爪さん
コメントありがとうございます。
ちびのママはたしかに、かわいい猫でした。だから、この頃はかわいい子猫が外にたくさんいました。みんな幸せになれればいいのですが、外猫の生活というのは厳しく、悲惨なものです。
最近、たくさんの子猫をがんばって里子に出した妹は、あの頃、里子に出すという発想と捕獲器があれば…といっています。

> テツさん
コメントありがとうございます。
まげちゃん、ゆいちゃんも苦しい時期を乗り越えて幸せになれたのですね。テツさんとの出会いは彼らにとって一期一会だったと思います。

> サクラコさん
コメントありがとうございます。
ちびちゃんの最大の危機を救ってくれたのは私の母なので、その愛情がやはりちびちゃんにとって最大の幸せだっただろうと思います。
by mito_and_tanu (2007-02-21 12:41) 

mito_and_tanu

> chibi2 さん
nice! ありがとうございます。
モモちゃんの寝顔は思わず引き込まれて笑ってしまいそうな、ホンワカした魅力がありますね。
by mito_and_tanu (2007-02-23 00:17) 

COCO

猫が暖かい食事が好きだからと、お湯を持っていらっしゃる
mito_and_tan..さん、ほんとうに心優しい方なのですね。
ちびちゃんは手が不自由になっても、優しいmito_and_tan..さん
のお家で幸せに暮らすことができてほんとうに良かったですね。
素敵なお話をありがとうございました。
by COCO (2007-02-24 17:59) 

mito_and_tanu

>COCOさん
コメント、ありがとうございます。
お湯かけ缶詰、結構猫達はよろこんでくれます。先にゼラチンの溶けたお湯だけなめてしまったりして。
ご自宅で猫を飼われている方にもお勧めかも。
by mito_and_tanu (2007-02-25 20:06) 

mito_and_tanu

> かのとさん
nice! ありがとうございます。
四葉のクローバー、見つけられるなんてすばらしいですね。
私は子供の頃に行った利根川の川辺で一生懸命探して、見つからなかった記憶があります。
by mito_and_tanu (2007-02-25 20:26) 

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