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【クリスマスパーティーその2】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。


クリスマスはもう過ぎちゃいましたが。。。
先日のブログの記事でご紹介した、12月5日の溺愛猫的女人さん主催のクリスマスパーティの時の写真の残りを遅ればせながら、ご紹介します。


先日のはコンデジで撮った方、今日のはフィルムの一眼レフのものです。 当日、フィルムの残りが10枚しかなかったので、写真はこれだけ。 現像が遅れてしまったので、今頃の掲載です。


Canon EOS3+EF28-105f3.5-4.5USM+富士カラービーナスプレミアム400の組み合わせ。
CCDと違い、フィルムの方は殆ど色補正をしなくて済みました。


それにしても、みんな、かわいいですね。


この子は実家のちゃむ君に似てるかな。。。
ちゃむ君がふさふさになったらきっとこんな感じになるのでしょう。
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気持ちよさそうにネムネムですね。。。
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綺麗な三毛さん。
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じっと見つめるお顔が綺麗ですね。
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高いところにはまたまたかわいい子が二人。
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壁のランプの傍で、幻想的な感じ。
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よく見ると、キャットウォークの板がぼろぼろですね。 どこでも同じなんだなぁ。



白熱灯の下なので黄色い光に包まれています。
コンデジのCCDはかなり赤みが強くなってしまって後で補正してのですが、フィルムのほうはそれほどひどいことにはなりませんでした。
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頭上のキャットウォークの上でもすやすやとご機嫌にお昼寝。
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かわいいお顔ですね~
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さすが猫カフェだけあって、かわいい子が沢山。


いつもはもう少し引いた画面構成が多いのですが、今回はトリミングしてアップにしてみました。










ナプキンイラスト
お気に入りの漫画を喫茶店の紙ナプキンでご紹介


西遊妖猿伝 大唐篇 3 (モーニングKCDX)

西遊妖猿伝 大唐篇 3 (モーニングKCDX)

  • 作者: 諸星 大二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/23
  • メディア: コミック

李元吉に襲い掛かったものの、すんでのところで取り押さえられ、
雲裏霧と共に長安へと護送されることになった悟空。

長安に送られれば、遅かれ早かれ、
打ち首となってしまったでしょうが、
護送の途中、思いがけない幸運が悟空を救います。




林の中を道を行く、隊列。
突如、道の両脇から木々が倒れ掛かってくる。
行く手と来し方を倒木に塞がれ、立ち往生する隊列。
倒木から炎が吹き上がる。
木々には油が塗ってあったのだ。
またたく間に隊列の前後は炎の壁に包まれる
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炎の中から倒木を踏み越えて現れた男が唐軍の兵士に襲いかかる。


たじろぐ兵士達を一網打尽に打ち倒した男は竜児女の同志紅孩児。
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左右から馳せ寄る男達が押送車をこじ開け、雲裏霧を助け出す。
紅孩児、得物を振るい、悟空の押送車を打ち壊す。
「いつかのお返しだ!!」

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足の疵の痛みに膝をつく悟空を助け、逃げ去る紅孩児たち。


・・・

・・・



劉黒闥を救出できなかった紅孩児が仲間と共に同志雲裏霧の
救出のために唐軍の護送部隊を襲った結果、二人は再び
出会うことになります。

こうして出会った二人は、一人は養父の仇として李世民を
もう一人は養父母と恋人の仇として李元吉を
追うことになるのです。



西遊妖猿伝では、孫悟空という少年は平凡な農民の子であり
無支奇と出会い、斉天大聖の宿命を背負った事を
ネガティブに受け止め、その宿命から逃避しようとします。


竜児女とのからみも、彼女に言いくるめられて
なんとなく、反政府活動に足を突っ込んだ形であり、
自身の積極的意思はありません。


そんな悟空は流れに流されるまま、今度は紅孩児らに
反政府活動の仲間にされてしまいます。
これほど、従属的で"ヒロイックでない"主人公を戴く
西遊記は珍しいのではないでしょうか。


悟空はこの先も斉天大聖無支奇から課せられた宿命を呪っては
宿命から開放されることを望んで泣き言を繰り返したりしてゆきます。


そんな悟空が運命から逃げようとするのではなく
運命を変える必要があると考えるにいたる過程は
これの先で描かれるのですが、そこで彼に影響を与えるのが
易者の袁守誠と玄奘です。
また、竜児女と共に過ごした時に学んだ読書きがそれを助けることになります。



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【クリスマスの夜】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。
つくばに行かなくても寒い毎日です(笑)。


今日はクリスマスイブですね。 いい子にはサンタさんが来てくれるはず。
実家の悪い子こちま君にはサンタさんは来てくれるかな?


少し前にお日様にあたって日向ぼっこの小縞君です。

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「こちまだよ!!」

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「お日様はいいね!!」



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「こうしてね、ぬくぬく~ってあったまるのがね」


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「こちまは大好きだよ」


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「こちまのところにもサンタさんくるかな~」


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「こちまはね、あったかいホッカペがほしいよ」



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「まちどおしいな~」




クリスマス点描

今日がクリスマスイブだというのは、夜まで忘れていました。
クリスマスがおわっちゃったら無くなっちゃうであろう、飾りつけを仕事帰りにちょっと写真に収めておきました。

西遊妖猿伝は竜児女と悟空の出会いと別れのあたりがかなり連載当時と単行本で描き換わっているみたいです。 

連載当時のお話では竜児女の最期は唐軍に単身立ち向かい、落命しただけでなく、首実検のためにさらし首にされるという、あまりにも救いがないものだったらしいのに対し、今の単行本では、悟空が彼女の遺骸を白雲洞の跡に埋葬し、墓碑銘の代わりに金箍棒を残すという話になっています。

必然的に悟空の前にさらされる首は竜児女のものではなくなるのでしょうが、いまひとつ、悟空の李元吉に対する憎悪の感情を説明しきれないように感じたのは前回の通りです。


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東京駅丸の内 丸ビルと新丸ビル
いつもは白いライトアップが緑色です。


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八重地下のクリスマスの飾りつけ


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もう少し暗ければ、点滅するキャンドルライトが綺麗なんでしょうが、商店街では致し方ないところ。


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大丸百貨店のディスプレイ





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東京駅から大垣へと旅立つ「ムーンライトながら」
このクリームと赤の特急は昔はどこでも見かけたものですが、
今は随分珍しくなってしまいました。








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【クリスマスパーティー】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。

今日は仕事で筑波市に行ったのですが、寒いこと寒いこと。 冷たい(寒いではなく、冷たい)風が轟々と吹いていて吹き飛ばされそう。 10分も外に立っていると、体が芯まで冷え込んでしまいそうな感じでした。

東京に帰ってきたら、駅の電光掲示板に大雪のため「上野発の夜行列車は全て運休・・・」と。寒かったのは筑波だけではなかったようです。 なんとも寒くて風邪でも引いたのでは・・・と心配です。




12月5日の土曜日に溺愛猫的女人さんのお誘いで、クリスマスパーティーに参加させていただきました。
キャットカフェRIENさんで猫さん達に囲まれて、楽しいひと時を過ごさせていただきました。



あ、これは違いますよ。
これは、実家のボス君です(笑)
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RIENさんの猫さん達。 みんなふさふさ。
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キャットウォークの上でみんなすやすや。
結構騒がしかったのに、こんななかで寝られるなんて、さすがはプロですね。。。
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みんな気持ちよさそうに眠ってます。
白熱電球の下の撮影なので、色が暖色系に偏ってしまって。 色相補正したのですが、このあたりが限界。










ナプキンイラスト
お気に入りの漫画を喫茶店の紙ナプキンに描くイラストでご紹介。

西遊妖猿伝
西遊妖猿伝 大唐篇 3 (モーニングKCDX)

西遊妖猿伝 大唐篇 3 (モーニングKCDX)

  • 作者: 諸星 大二郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/02/23
  • メディア: コミック
まだ3巻なんですよね・・・
描き貯めたイラストがまだありますので、今回はまた西遊妖猿伝です。
間が空いてしまってますが 前回はこちら  




金角との決闘に勝利したものの、追っての矢を受けて傷つき、捕らえられてしまう悟空。
悟空が相州城に護送される頃、後に悟空の運命に影響を与える人々にも新たな動きが。

相州城で悟空とで会い、その中に無支奇の存在を感じ取った
易者袁朱誠(えんしゅせい)は長安への道すがら、
学僧玄奘と出会い、共に都を目指す。
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竜児女の同志紅孩児(こうがいじ)は首領劉黒闥(りゅうこくたつ)
救出のためべい州へとひた走る。


相州城の牢につながれた悟空。
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矢傷に苦しむ悟空のもとに小猿が牢の格子を抜け訪れる。
その首には、薬草の包み。
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牢で偶然同房となったこの男は竜児女の同志の雲裏無(うんりむ)。



その時、部下を従え、牢を訪れたのは唐の斉王、李元吉。
牢を開けさせた李元吉は悟空を詰問する。
「賊はどれほど残っているのか」
「竜児女とかいう女首領は本当に死んだのか」
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矢に傷ついた足を踏みにじられながらも答えない悟空に
痺れを切らし李元吉は命じる。
「あれを持って来い」





部下が悟空の前にさらしたものは女の生首。



「これが、竜児女か?」




!!!




目を見張り、怒りに我を忘れる悟空。
怒りに突き動かされ、超人的な力で牢の格子を突き破り、
李元吉に襲いかかる。
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李元吉に殴りかからんとする刹那、
すんでのところ、利世勣(りせいせき)が悟空の足を槍の柄で絡め取る。



倒れる悟空。
兵士達に槍で打ち据えられ床に倒れ伏す。


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李元吉、怒りもあらわに刀を抜き放ち、叫ぶ。
「殺してやる!」


振りかざそうとした刀の意外なる重みに、はたと振り返る李元吉。



その目の先にあったものは・・・
目を怒らせ、しっかと刀身に喰いついた竜児女の生首・・・


悲鳴を上げ、腰を抜かす李元吉。
浮き足立つ部下達。
押しのけて逃げ去らんとする李元吉。


利世勣、逃げ出そうとする部下達を制して叫ぶ。
「どこへ行く! 気の迷いだ! 小僧を縛り上げろ!」


我に返った李元吉に利世勣が告げる。
劉黒闥は李世民の独断によりべい州にて処刑されたりと。


・・・

・・・

・・・


押送車で無裏雲と共に長安へと護送されることになる悟空。Scan132.jpg

「・・・李元吉め・・・」

押送車の中、怒りをたぎらせ復讐を誓う。

・・・




こうして李元吉は悟空にとって、養父母の仇であるだけでなく、竜児女の仇ともなり、悟空は唐の打倒、特に李元吉への復讐を誓う事になります。 一方、紅孩児は養父劉黒闥を李世民により処刑され、李世民に復讐する決意を固めます。

このふたりは再び、出会い、そして、雲裏霧達同志と共に、唐に対するテロに立ち上がる事になるのです。





悟空に李元吉への復讐を決意させるこのくだりは最新の単行本では大幅に修正されていて、さらされた首は竜児女のものではなく、悟空を納屋にかくまった少女の首になっています(この時の子)。

mito_and_tanuは読んだ時、押送車の中の悟空の憤怒の表情があまりに恐ろしいので、(言い方が悪いですが)行きずりの恩人に過ぎない少女の非命にそこまで怒りをあらわにするのだろうかと疑問に感じていたのですが、元々の話を知ると最後の悟空の表情も納得がいきます。

手元にあるのは新しい本なので、竜児女がどんな表情で李元吉の刀に喰いついたのかはわかりません。

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【ミミが思うに、この赤い毛布は気持ちいのニャ】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。

気が付けばもう、12月も下旬に入ろうとしていますね。 あっという間に2009年も終わってしまいそう。 今日は明日の出張の準備で資料を読んだり、作ったり、会社で一日が過ぎてしまいました。


今週は実家にいけなかったので、ミミちゃんたちには会えなかったけれど、昨日は神社を訪問、三毛姉妹、大人三毛さん、くろちゃん、さびちゃんに会いました。 


溺愛猫女人さんにお誘いいただいたクリスマスパーティーの写真も現像したのですが、まだ整理が出来ず、もう少ししてからのご紹介になりそう。 本当のクリスマスごろかな。。。



ミミちゃん、大好きなえんじの毛布の上でお昼寝中。
ミミちゃんはしっぽの先だけ真っ白で、他は全部茶色の縞々です。
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このしっぽの先は呼ぶとピコピコって動くんです。
寝ていてもちゃんとしっぽのお返事はしてくれるんですよね。
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あ、ちょっと起きたかな?
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またまたネムネム・・・
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とっても気持ちよさそうです。
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ミミちゃんも捨て猫だったけど、きっと今は幸せかな。
少し狭い家ですけど。
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ナプキンイラスト
お気に入りの漫画を、喫茶店の紙ナプキンに描くイラストでご紹介



昨日に引き続き、諸星大二郎先生の妖怪ハンターより「海竜祭の夜」をご紹介します。
海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)

海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)

  • 作者: 諸星 大二郎
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: コミック

前回はこちら

さあ、前回に引き続き、疾風怒涛の勢いで最後まで行きますよ。


加美島の不思議な祭り海竜祭を研究のために訪れた稗田教授。
予想以上に重苦しく、賑わいを欠く祭りの夜、
嵐の中、海竜を見届けんと岬へ向かう稗田。
その稗田の耳に入ったのは彦ジイが奏でる琵琶の音と平家物語の朗詠だった。


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今日こそは、あんとく様のお迎えが来る。 もう逃げられない。彦ジイは正一に告げる。







今日は、旧暦の三月二十四日・・・
安徳天皇の命日・・・
「あんとく様とは安徳天皇なのか?」
「だが、安徳天皇が死んだのは壇ノ浦だ。」

稗田の言葉に彦ジイは答える。



「海はつながっとるけん・・・」
「この島かて お迎えからは逃げられん・・・」





彦ジイが見つめる怒涛が砕ける岬・・・
その岬に建てられた鳥居の列は半ばから倒れていた。。。



「大変だ、鳥居が倒れてる!!」
「海竜が出ていかない!!」
色を失う正一


「海竜様が島に入ってきてしまうぞ!」
正一の叫びに地震にも蟄居して姿を見せなかった村の衆が
あわてて戸外へと駆け出す。
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「海竜祭は安徳天皇の鎮魂祭なんだ・・・」
「安徳天皇が死して海竜になったのか・・・」


鳥居に取り付いて倒れた鳥居を立て直そうとする村人達。
鳥居を立て直そうとしていた男が逆巻く波間を指差し
恐怖に満ちた顔で叫ぶ。
「あ・・・あんとく様だぁ!」


嵐の中、彦ジイの琵琶が響き、平家物語の朗詠は続く。
「行方も知れず平家の舟は・・・」
「あるいは沈み、あるいは漂ひ・・・」







並ぶ鳥居の先に山のように押し寄せる波濤を切り裂いて
それはやってきた。

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波に洗われながら、うねりよってくるその背中・・・


逃げ散る村の衆・・・


「あわてるな! あれはただの海蛇だ!」
叫んだ稗田は、海蛇の背後に恐ろしいものを見る・・・
海が盛り上がってくる・・・
「あの波は・・・」


なおも彦ジイの朗詠は続く
「二位殿、この有様をご覧じて神璽(しんし)を脇にはさみ」
「宝剣を腰に差し、主上を抱き奉って・・・」



「みんな逃げろ! 浜に近寄るな!」
叫ぶ稗田の耳に正一の声が響く




「あんとく様! お許しを!!」





・・・

二位殿、やがて抱き奉り
浪の下にも都のさぶらうぞとなぐさめ
たてまって ちいろの底へぞ いり給ふ・・・

・・・

悲しき哉 無常の春の風
たちまちに 花の御姿を散らし
分段のあらき浪 玉体をしずめたてまつる・・・


・・・







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全てが波に飲み込まれ、生き残ったのは稗田と数名だけだった。
加美島の近くの深海を震源とした地震による
津波の結果である・・・



正一が見たものはあんとく様だったのか。
それは、海原の底で海竜と化した安徳天皇の魂だったのか。


・・・

・・・






海竜祭に神主があげた祝詞は

「青海の原の底深き海神の宮におはします君に・・・」
「・・・しかれども打ち物なく五(いつくさ)の兵(つはもの)揃わず」
「今しばらくのご猶予を賜りて・・・」
「青海原の底へ帰り忌み静まり給へ・・・」

と続いています。

平家の落人である加美島の人々にとって、
安徳天皇を奉じて平家を再興することこそが必須の使命であったのでしょう。

しかし、時と共にその気運も失われ
あんとく様にその場しのぎの言い訳として
「武器もなく、兵も揃わず」
「今しばらくの猶予を」
といい続ける事になったのかもしれません。



妖怪ハンターシリーズは伝奇物語というジャンルだと思いますが、なんともすっきりしないゾクゾクするような、納得しきれない結末が多いのです。 でも、それがまた、読み終えた後にも後を引くなにかがあるような気がします。


イラストは紙ナプキンにボールペンで描いて、それをスキャナで600dpiでRGBで読み込み、その後で縮小とJPG化をしています。はじめはJPGでスキャンしてたのですが劣化がひどいので。
この暗い画面を網掛けを重ねて重ねて重ねて・・・描いてゆくのが大変なのです(笑)。


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【こちま、光と影の中で】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問ありがとうございます。

Mineosaurus さんのBlog「恐竜じじいになっても・・・」で実家の小縞君がイラストで紹介されていました!! 12月11日の記事だったのに、mito_and_tanuは気が付いたのが本日・・・
忙しかったのは事実なのですが、Mineosaurus さん、気が付かなくてすみません。


Mineosaurus さんはプロの画家の方らしく、とにかく絵が美しいです。 リアリズムと絵ならではの柔らかさをあわせたMineosaurus さんの筆にかかると「我が家のおちっこ天使」もとっても素晴らしい絵になります。 Mineosaurus さんのBlogの小縞君の絵は「こちら」。


さて、絵のモデルにおちっこ天使こちま君。

日向のムートンの上でぬくぬくです。
ちょうど太陽の動きに合わせて、カーテンの切れ間から日が当たっているのを利用してうまく日向ぼっこしています。 とっても気持ちよさそう。 さむがりな小縞君にとって、冬の日向ぼっこは格別に楽しいことなのでしょう。

そんなこちま君をまたまたスポット測光で撮ってみました。

フクフクのムートンの上で気持ちよさそう。
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光の中に埋もれてしまっています。
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お日様ぽかぽか
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こちまはぬくぬく
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日向と陰が織りなすコントラストが好きで、日向の猫を撮るときにはスポットで測光したりします。
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日がかげると、普通の景色ですね~(笑)
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こちま君、最初から最後まで全く起きる気配なし。
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「きょうはおちっこはお休みニャ」






ナプキンイラスト
お気に入りの漫画を喫茶店の紙ナプキンに描くイラストでご紹介

諸星大二郎 「海竜祭の夜」 妖怪ハンター
海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)

海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)

  • 作者: 諸星 大二郎
  • 出版社/メーカー: 創美社
  • 発売日: 1988/07
  • メディア: コミック

以前、ちょっとだけご紹介したのですが、イラストを描く時間がなくなってそのままになっていました。 今回、前回に描いたイラストも含めてご紹介しなおします。

この妖怪ハンターというお話は考古学、民俗学を研究する主人公稗田教授が研究の過程で遭遇した伝奇的な物語を彼の口から語る形式でまとめられた短編集です。 この、「海竜祭の夜」というお話以外にも、同じ単行本には「ヒトニグサ」、「黒い探求者」、「生命の木」、「闇の中の仮面の顔」などどれもこれもなんともいいようのない引き込まれるような気味悪さを含んだお話が収録されています。

「黒い探求者」はヒルコの"キィーーー、キィーーー"という叫び声、「生命の木」は"おらといっしょにぱらいそさいくだ"という善次の言葉、「闇の中の仮面の顔」は呪術師が唱える"トコイ、トコイ・・・"という呪詛の言葉など、一度読むと頭から離れなくなってしまう名セリフ(?)があります。

いやー、怖いですね、怖いですね、怖いですね・・・


それでは気を取り直して・・・「海竜祭の夜」のご紹介。 まずは前回にご紹介したイラストを使いまわしてスタートです。


大学の教え子の実家の島に古来から伝わる風変わりな祭り、海竜際。
その祭りを見るために加美島を訪れた稗田。
平家の落人伝説が残る加美島で稗田が見たものは。。。

教え子の正一と共に加美島を訪れた稗田。 加美島の船着場は
いつもと雰囲気が異なっていた。
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数日前、島の勝吉が舟を出したきり行方不明となっていたのだ。

様子を尋ねる稗田に、正一は勝吉の舟だけが見つかったこと。
勝吉は以前から精神に異常をきたしており、皆は勝吉が発作的に
海に飛び込んだのだろうと言い合っていると伝える。

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正一が稗田に島を案内する途中、ふたりは勝吉の父、彦ジイが
神社から何かの包みを持って立ち去るのを見る。
神社は安徳神社といい、その神主が海竜祭の祝(はふり)も執り行う。

勝吉があんな事になった時に祭りの打ち合わせだろうか・・・不審に思う正一。

海竜祭で海竜様が上陸するという岬に稗田を案内する正一。
岬には海竜様を迎える鳥居が立ち並ぶ。
鳥居は海から順に並ぶが島にそのまま向かわず、
途中から向きを買え再び海に向かう。
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まるで神を迎えるのではなく、迎えた神を再び海に導くようだ。
不思議に思う稗田。

海竜祭に日になればわかるか。
つぶやく稗田に正一はすまなそうにつげる。
海竜祭の日は明かりを消して家から出ないことになっている。
岬をのぞくなんて。。。
正一は海竜を見るものにはたたりがあるという。







<さあ、ここから続きです>




海竜祭の前日、稗田は彦ジイが崖からなにかを海へと投げるのを見る。
日の光を反射して落ちていったそれは剣のようだった。

その頃、浜では人々が打ち上げられた奇妙な魚を前に話し込んでいた。
深海に住む魚が多数浜に打ち上げられ、その中の一匹の腹には行方不明
になった勝吉の右手が飲み込まれていたのだ。。。

その場に駆けつけた勝吉の母、春バアは手を見た途端に口走る。
「お迎えじゃ、お迎えの前触れじゃ・・・」
居合わせたひとりがあわてて春バアを連れ去る。

・・・


嵐の接近を告げる強風の中、前日の奇怪な出来事に続いて
海竜祭は異様に重苦しい空気の中で始まる。
祭りは彦ジイの琵琶による平家物語のしらべで幕を開けた。

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やがて、彦ジイを残し、一同は神主を先頭に岬の鳥居へと向かう。
海から来たものを再び海で帰すかのように半円を描いて並べれれた
鳥居の下に、神主が魚を順に捧げてゆく。

あたかも、海竜が魚を順に取りながら自然に海に戻ってしまうよう
仕向けるかのように。
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「まるで、海竜を祭るのではなく、追い返す為の祭りのようだ。」
「見るだけで祟られる祟り神なら致し方ないことか・・・」

神主の奇妙な祝詞が響く。
「青海の原の底深き海神の宮におはします君に・・・」
「・・・しかれども打ち物なく五(いつくさ)の兵(つはもの)揃わず」
「今しばらくのご猶予を賜りて・・・」
「青海原の底へ帰り忌み静まり給へ・・・」








その夜は予想通りの嵐となった。
吹きすさぶ強風の中、稗田は海竜を見届けんと一人岬に向かう。
そんな稗田に追いすがり、正一は岬には行くなと諌める。
「君まで何を恐れる。」反論する稗田。

口論するふたりの足元の大地を地震が突如激しく揺さぶる。
その地震を見ても家々からは誰も姿を見せない。
それほどまでに祭りの日に外に出るのはタブーなのか・・・
唖然とする稗田の耳に琵琶の音が響く。
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琵琶の主は彦ジイ。。。
嵐の中、琵琶をかなで、平家物語を朗詠する彦ジイ。
正一が驚いて問う。
「もう祭りは終わったんや。いつまで琵琶を弾いてるんや?」


正一に応える彦ジイ。
「お迎えじゃ。今夜こそ、あんとく様がお迎えにくる。」
「あんとく様の先触れも来た・・・」
「宝剣も先にお返しした・・・」
「今年こそは、お迎えから逃げられぬ・・・」

「彦ジイ、それは忌み言葉だ。祭りの夜に言っちゃならねえ。」


吹き寄せる風雨、岬に打ち寄せ白い波濤を砕く波波
忌み言葉とされたあんとく様とはなにか・・・
先触れ、宝剣とは・・・


次回へ


今回は、ちゃんと(?)次回分のイラストを描いてからこの記事をUPしましたので、次回まで連続して一気に話をご紹介しようと思います。 間が空いちゃうと盛り上がりませんしね。

しかし、諸星先生の絵はまねて描くのが大変手間がかかります。
とにかく網掛けが多いですからね・・・
よくこういう絵で漫画を描けるものです。 尊敬してしまいます。

次回の絵は、結構入魂で手間隙かけて描いた絵です。


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【ちおちおの秘密の隠れ家】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。


最近、急激に寒くなってきましたね。 会社の人たちの中には年内はコートなしでも大丈夫などと言っているつわものもいますが、mito_and_tanuは11月中旬にははやくもコートでした。
朝と夜が寒いんですよね。とにかく。 


前記事でタッチパネルのスクリーンキーボードの話を書きましたが、結構皆さん、キーボードにはこだわる方が多いようですね。 mito_and_tanu自身もキーボードとマウスの感触は結構好みがうるさいです。 あと、ペンの書き易さとか・・・ 猫のことを撫でるのも好きだし(笑)。 手に触れるものの感触に我ながらうるさいようです。

スクリーンキーボードはキーを打っても感触がなにもないので、目で見るしか確認の方法がなくで疲れる気がします。 そんなスクリーンキーボードたいていの人はペンや指先で1本指入力するのですが、以前、すごい人を見ました。 

ところは特急列車の切符を買おうと訪れた東京駅の緑の窓口。 窓口の女性がマルス(今でもそういうのかな?)の端末の画面に向かって、両手の指でカツカツカツカツとタッチタイプ!!  少し長めの爪だったので、まさにカツカツ!!という感じでまるでパソコンのキーボード並みの速度! びっくりしました。 いやあ、すごい人もいるもんだなあ・・・




さて、久しぶりに白美さんです。
白美さんは最近、mito_and_tanuの顔を見ると、こそこそ隠れてしまうのでなかなか写真が撮れません。 ケージに入っていた頃は逃げる場所がないせいか写真撮り放題だったのですが、自由になったらすっかりかくれんぼう猫に。

そんな白美さんの最近のお気に入りの隠れ家は机の下。
すぐにここに隠れちゃいます。
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ちおちおに近寄っちゃ駄目なの


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ちおちお




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そっぽ向いちゃうニャ




しばらくしたら、丸くなって寝ています。
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寝ている隙にカメラを近寄せて・・・
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気持ちよさそうですね~
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白美さんの元お城の上で。 カメラを胡散くさそーに見ています。
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うーん、いつになったら抱っこしてくれるようになるのかな~。
実家に来てからちょうど1年くらいたちました。
すっかり大きくなって、最近は神社のお稲荷さんのきつねさんみたい。



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【お日様のこちまだよ!!】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。
なんだか疲れて元気が出ません。 眠りたいなぁと思う今時です。
ゆっくり休める時間がないのかと言えば、今は週末は休んでいるはずなのですが、おかしいな。

ところで、皆さんはアイフォンとかのスクリーンキーボードって好きですか?
mito_and_tanuはこのスクリーンキーボードというデバイスが嫌いです。なんといっても、押したのやらおさぬのやら、全然わからないのがいやなんです。 仕方ないときは使いますが、ちょっとした文書を打つだけでもう大変な状態です。
キーを押したっていう感触って重要なんだなと思いつつ、タイプライターを作った人はつくづくすごいと思うmito_and_tanuです。

今日はこちまくん。
日向の日の光の中でご機嫌です。なんとも、入力がしんどいのでこれくらいで。。。


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【ぬくぬくニャ】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。



窓辺の毛布の上でぬくぬくするミミちゃん。
赤い毛布は猫たちのお気に入り。

窓辺の日差しの中でぬくぬくしています。 昼間の写真だけれど、おでこのあたりにポイント測光して撮ったらまるで夜みたい。


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ぬくぬくニャ。。。


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【今日はちょっとだけ】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問いただきありがとうございます。
なんかちょっと疲れて具合が悪いmito_and_tanuです。なんとも疲れる感じです。
しょうがないので、今日は一日寝ていました。

こちま君なみです。
KIF_7422こちは眠っちゃうよ!!.jpg



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【またまた、こちまの洞窟】 [【09年12月】]

いつも、ご訪問、ありがとうございます。
気が付けば、12月です。 忙しくてここのところ記事の更新もままならないです。
ご訪問くださってるみなさん、お返事もコメントも出来なくてすみません。

先週、夜に長時間外に立っていたせいで、ちょっと熱っぽいmito_and_tanuです。

ところで・・・
こんなデジカメがあるんですね。 日経産業新聞のオンライン記事を見ていて見つけました。

FUJIFILM 3Dカメラ FinePix REAL ブラック ビューワーセット F FX-3D W1/V1 SET

FUJIFILM 3Dカメラ FinePix REAL ブラック ビューワーセット F FX-3D W1/V1 SET

  • 出版社/メーカー: 富士フイルム
  • メディア: エレクトロニクス

いわゆる立体視写真を撮ってくれるカメラ。 専用の眼鏡が無くても立体に見えるし、立体に見えるプリントも出来るらしいのですが・・・一体どこでプリントしてくれるの??
実物を見てみないとどんなものなのか見当がつきません。。。
今日、東京駅のさくらやを覗いてみたけれど置いていなかった。
専用のフォトフレームもあって、このフレームを使うと撮った写真が立体に見えるとか・・・

最短撮影距離が60cmっていうのが、ちと不満ですが。。。立体にする関係上の限界かな。

コンデジは性能的にはデジイチにかなうはずがありませんから、こういう楽しさを追求するのもいいのかもしれませんね。 でも、ブログには立体でのせられないなぁ・・・ だめかなぁ。


さてさて、またまたぬくぬくしているこちま君です。
小縞は寒がり屋さんなのでお布団、ホッカペが大好きです。 ホッカペの上に布団を敷くと、布団の上でなくて布団の下にもぐってます。 こんな寒がりじゃ外では暮らせなかったですね。 よかったね小縞君。

KIF_7405こちまの洞窟だよ!!.jpg
「こちまの洞窟だよ!!」



KIF_7406ぬくぬくだよ.jpg
「ここはね、ぬくぬくなんだよ!」



KIF_7407ぽっかぽっかで.jpg
「ポッカポッカで」



KIF_7408気持ちいいニャ.jpg
「気持ちいいんだよ!!」



KIF_7409こうしてると.jpg
「こうしてると・・・」



KIF_7410眠くなっちゃうよ.jpg
「眠くなっちゃうよ・・・」



KIF_7411すぴー.jpg
「すぴー」



KIF_7412ネムネム・・・.jpg
「ねむねむだよ・・・」




ミミちゃんもネムネム・・・
KIF_7414ミミちゃんもネムネム.jpg


もこちゃんもまん丸・・・
KIF_7415っもこちゃんもまん丸.jpg




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