縞君の事 [【縞君】]
いつも、ご訪問、ありがとうございます。
神社の縞君が今朝、亡くなりました。
今朝神社に行った時、何事もないように仲良しの三毛妹さんと一緒に駆けてきて、一緒にご飯の場所へと皆でぞろぞろ駆けて行ったのに。
配膳している間も三毛妹さん、ニャンニャちゃんと一緒に待っていて、三毛妹さんがニャンニャちゃんを叩こうとすると間に割って入って止めたりして、縞君らしくきめ細やかにふるまっていたのに。
パウチをあげて、縞君に背を向けてカリカリを出していた時に急に「クゥン」と声がしたので振り返ると、縞君が前のめりに倒れていました。 驚いて体を支えると、普通なら逃げるはずなのに、全く動く気配がないどころか全身の力が抜けてフニャフニャになっていました。
驚いて抱き抱える腕の中でかすかに2回声をだしただけでみるみるうちに瞳孔が開いて、首を支えないと信じられないほどあらぬ方向を向いてしまうようになりました。 何かを詰まらせたのかと思い背を叩いても何の反応もなし。 縞君の体はすっかりクタクタで抱いた腕の中から何か大切なものが抜け落ちてしまったような様子でした。
あまりに突然で、あまりに何もできない状況で、驚き、慌て、狼狽しつつ、縞君を抱いて家に戻り、福ちゃんが最初にお世話になった夜間救急診療センターへ車を飛ばしました。 もう駄目に違いないという思いと、駄目でも駄目を確認したい思いで。
事前に確認する余裕もなく駆け付けてみると、診療センターは朝6時まで。 今は既に7時過ぎ...閉まったシャッターの前に車を止め、縞君を抱き上げてみましたが、呼吸も心音もなし。 もう、駄目なのだ...もう駄目なんだ...何もしてあげられなかった。 車の中で縞君を抱いているうちに涙が止まらなくなりました。
縞君は神社の猫達の大黒柱。 縞君がいなくなったら、皆はどうするのか、縞君が好きで好きでたまらない三毛妹さんはどうするのか...
運悪く仕事を休めない日だったので、縞君のお葬式は以前から縞君達を気にかけてくれていたボランティアのAさんにお願いしてご自宅に縞君をつれてゆきました。 まだ温かさが残る縞君はまるで眠っているようでしたが、そこに縞君がいないことだけははっきりとわかりました。
縞君の最期を目の当たりにしたのは三毛妹さんと三毛姉さんだけです。 ふたりともただならぬ気配に気が付いたらしく、目をまん丸にしていました。
縞君をAさんにゆだねた後で、散らかったままだった皿などを片づけに神社に行った時、さびちゃんと茶々君が来ていました。 ふたりは縞君の事を知りません。 三毛妹さんは丸い目でじっとこっちを見ていました。
みな、縞君達と一緒に生きてきた仲間。特に縞君はみんなの優しいリーダー。 今後、みな、徐々に縞君がもういない事を知っていくことになるでしょう。 亡くなった縞君の存在を埋めることはとても出来ないけれど、残った皆を今まで以上に世話してあげなければいけません。 縞君が心配しなくていいように。
これをブログに載せるべきか迷ったけれど、今日、起きた事、今日の気持ちを忘れない為に。
【縞君】
縞君、皆を残して逝ってしまうのだね。 きっと心残りでしょう。 特に三毛妹さんは縞君の事が自分の家みたいにいつでも一緒にいましたからね。 毎朝、二人で賽銭箱の前から並んで走ってきては互いにスリスリしていましたね。 いつでも一緒。 君達が別々にいる事が想像もつきませんでした。
【三毛妹さんと縞君】
【三毛妹さんと縞君】
三毛妹さん以外にも、三毛姉さんも、さびちゃんも、ニャンニャちゃんも、みな、縞君の事が大好きですね。 一緒にひなたぼっこをしたり、秘密基地に一緒に篭っていたり、みんな縞君が中心でしたね。
【三毛姉さんと縞君】
【ニャンニャちゃんと縞君】
神社の子達はみんな、縞君あっての集団だと思ってきました。 屋根の上でみんな一緒に日向ぼっこをしたり、もう、君の姿を見る事はできないんですね。
縞君はよそから来た猫達にも優しかったね。 小縞君が神社に捨てられていた時、縞君が優しく一緒にいてくれましたね。 縞君が優しくなかったら、小縞は神社にいられず、実家の子になる事も無かったでしょう。 小縞の名前は縞君からもらいました。小さな縞君だから、小縞。 小縞は実家で元気にしています。 最近はいい子になってオチッコも卒業しましたよ。
【実家の小縞君】
【神社の捨て子だった頃の小縞と縞君】
福ちゃんも時々神社に来ていたけど、福ちゃんの事も縞君はいじめたりしなかったですね。 福ちゃんは今うちにいます。 初め立てなかったのも今は部屋の中を歩き回れるくらい元気になりましたよ。
【自宅の福ちゃん】
黒輔も縞君が優しくしてくれたから神社にいられたんですよね。よわっちい黒輔。 黒輔は初めは縞君と一緒に神社で暮らしてもらうつもりでした。 だから、黒輔。 縞君を輔佐(=補佐)して欲しかったから黒輔と名前を付けました。 黒輔は今里親さん先でトライアル中です。
【黒輔】
縞君は強かったね。 よそから来た雄猫達も縞君には喧嘩を挑まなかったもんね。 縞君は唸るわけでも、かみつく訳でもないのに、相手の方から避けていましたね。 だから、三毛姉さんも、三毛妹さんも、さびちゃんも、くろちゃんも、ニャンニャちゃんも、茶々君も、大人三毛さんも、みんな安心して過ごしていたんですね。
縞君がいつかいなくなってしまうのではとは思っていたけれど、それがこんなに早く来るとは。
縞君に初めて会ったのは、2006年の8月でしたから、丸5年、足掛6年のお付き合いでしたね。 撮り溜めた写真の中に君が望遠レンズをびっくりしたように見つめている、最初の出会いの写真が残っています。 出会った時、すでに大人だったから、縞君は今年9歳かそれ以上なのでしょうね。 あと、5年は縞君、君と一緒に過ごすんだろうと思ってました。
【2006年初めて出会った頃】
縞君、三毛妹さんや三毛姉さん、さびちゃんにとって君の代わりにはなれないけれど、茶々君、ニャンニャちゃん、クロちゃんも含めて、みんなの世話はきちんとしますからその点は安心してください。
縞君をいつかだっこしたかったんだけど、それがこんな形でしか実現しないなんて想像もしていなかったよ...
縞君の毛皮は思いのほかふわふわでしたね。
縞君、縞君、もう、縞君には会えないけれど、縞君はこれからもみんなと一緒にいてくれると信じています。 皆をこれからも守ってくださいね。 毎日ご飯を変わらずに持ってゆきます。
縞君の命が腕の中から砂がこぼれるように抜けて行ってしまった時、もう行ってしまったんだとわかった時、涙が止まらなかったけど、悲しんでいるときではないですね。 三毛妹さん達が少しでも元気で暮らせるように縞君の分も及ばずながらがんばりましょう。
【三毛妹さんと縞君】
帰宅途中、東海道線の電車の中、大船にて
神社の縞君が今朝、亡くなりました。
今朝神社に行った時、何事もないように仲良しの三毛妹さんと一緒に駆けてきて、一緒にご飯の場所へと皆でぞろぞろ駆けて行ったのに。
配膳している間も三毛妹さん、ニャンニャちゃんと一緒に待っていて、三毛妹さんがニャンニャちゃんを叩こうとすると間に割って入って止めたりして、縞君らしくきめ細やかにふるまっていたのに。
パウチをあげて、縞君に背を向けてカリカリを出していた時に急に「クゥン」と声がしたので振り返ると、縞君が前のめりに倒れていました。 驚いて体を支えると、普通なら逃げるはずなのに、全く動く気配がないどころか全身の力が抜けてフニャフニャになっていました。
驚いて抱き抱える腕の中でかすかに2回声をだしただけでみるみるうちに瞳孔が開いて、首を支えないと信じられないほどあらぬ方向を向いてしまうようになりました。 何かを詰まらせたのかと思い背を叩いても何の反応もなし。 縞君の体はすっかりクタクタで抱いた腕の中から何か大切なものが抜け落ちてしまったような様子でした。
あまりに突然で、あまりに何もできない状況で、驚き、慌て、狼狽しつつ、縞君を抱いて家に戻り、福ちゃんが最初にお世話になった夜間救急診療センターへ車を飛ばしました。 もう駄目に違いないという思いと、駄目でも駄目を確認したい思いで。
事前に確認する余裕もなく駆け付けてみると、診療センターは朝6時まで。 今は既に7時過ぎ...閉まったシャッターの前に車を止め、縞君を抱き上げてみましたが、呼吸も心音もなし。 もう、駄目なのだ...もう駄目なんだ...何もしてあげられなかった。 車の中で縞君を抱いているうちに涙が止まらなくなりました。
縞君は神社の猫達の大黒柱。 縞君がいなくなったら、皆はどうするのか、縞君が好きで好きでたまらない三毛妹さんはどうするのか...
運悪く仕事を休めない日だったので、縞君のお葬式は以前から縞君達を気にかけてくれていたボランティアのAさんにお願いしてご自宅に縞君をつれてゆきました。 まだ温かさが残る縞君はまるで眠っているようでしたが、そこに縞君がいないことだけははっきりとわかりました。
縞君の最期を目の当たりにしたのは三毛妹さんと三毛姉さんだけです。 ふたりともただならぬ気配に気が付いたらしく、目をまん丸にしていました。
縞君をAさんにゆだねた後で、散らかったままだった皿などを片づけに神社に行った時、さびちゃんと茶々君が来ていました。 ふたりは縞君の事を知りません。 三毛妹さんは丸い目でじっとこっちを見ていました。
みな、縞君達と一緒に生きてきた仲間。特に縞君はみんなの優しいリーダー。 今後、みな、徐々に縞君がもういない事を知っていくことになるでしょう。 亡くなった縞君の存在を埋めることはとても出来ないけれど、残った皆を今まで以上に世話してあげなければいけません。 縞君が心配しなくていいように。
これをブログに載せるべきか迷ったけれど、今日、起きた事、今日の気持ちを忘れない為に。
【縞君】
縞君、皆を残して逝ってしまうのだね。 きっと心残りでしょう。 特に三毛妹さんは縞君の事が自分の家みたいにいつでも一緒にいましたからね。 毎朝、二人で賽銭箱の前から並んで走ってきては互いにスリスリしていましたね。 いつでも一緒。 君達が別々にいる事が想像もつきませんでした。
【三毛妹さんと縞君】
【三毛妹さんと縞君】
三毛妹さん以外にも、三毛姉さんも、さびちゃんも、ニャンニャちゃんも、みな、縞君の事が大好きですね。 一緒にひなたぼっこをしたり、秘密基地に一緒に篭っていたり、みんな縞君が中心でしたね。
【三毛姉さんと縞君】
【ニャンニャちゃんと縞君】
神社の子達はみんな、縞君あっての集団だと思ってきました。 屋根の上でみんな一緒に日向ぼっこをしたり、もう、君の姿を見る事はできないんですね。
縞君はよそから来た猫達にも優しかったね。 小縞君が神社に捨てられていた時、縞君が優しく一緒にいてくれましたね。 縞君が優しくなかったら、小縞は神社にいられず、実家の子になる事も無かったでしょう。 小縞の名前は縞君からもらいました。小さな縞君だから、小縞。 小縞は実家で元気にしています。 最近はいい子になってオチッコも卒業しましたよ。
【実家の小縞君】
【神社の捨て子だった頃の小縞と縞君】
福ちゃんも時々神社に来ていたけど、福ちゃんの事も縞君はいじめたりしなかったですね。 福ちゃんは今うちにいます。 初め立てなかったのも今は部屋の中を歩き回れるくらい元気になりましたよ。
【自宅の福ちゃん】
黒輔も縞君が優しくしてくれたから神社にいられたんですよね。よわっちい黒輔。 黒輔は初めは縞君と一緒に神社で暮らしてもらうつもりでした。 だから、黒輔。 縞君を輔佐(=補佐)して欲しかったから黒輔と名前を付けました。 黒輔は今里親さん先でトライアル中です。
【黒輔】
縞君は強かったね。 よそから来た雄猫達も縞君には喧嘩を挑まなかったもんね。 縞君は唸るわけでも、かみつく訳でもないのに、相手の方から避けていましたね。 だから、三毛姉さんも、三毛妹さんも、さびちゃんも、くろちゃんも、ニャンニャちゃんも、茶々君も、大人三毛さんも、みんな安心して過ごしていたんですね。
縞君がいつかいなくなってしまうのではとは思っていたけれど、それがこんなに早く来るとは。
縞君に初めて会ったのは、2006年の8月でしたから、丸5年、足掛6年のお付き合いでしたね。 撮り溜めた写真の中に君が望遠レンズをびっくりしたように見つめている、最初の出会いの写真が残っています。 出会った時、すでに大人だったから、縞君は今年9歳かそれ以上なのでしょうね。 あと、5年は縞君、君と一緒に過ごすんだろうと思ってました。
【2006年初めて出会った頃】
縞君、三毛妹さんや三毛姉さん、さびちゃんにとって君の代わりにはなれないけれど、茶々君、ニャンニャちゃん、クロちゃんも含めて、みんなの世話はきちんとしますからその点は安心してください。
縞君をいつかだっこしたかったんだけど、それがこんな形でしか実現しないなんて想像もしていなかったよ...
縞君の毛皮は思いのほかふわふわでしたね。
縞君、縞君、もう、縞君には会えないけれど、縞君はこれからもみんなと一緒にいてくれると信じています。 皆をこれからも守ってくださいね。 毎日ご飯を変わらずに持ってゆきます。
縞君の命が腕の中から砂がこぼれるように抜けて行ってしまった時、もう行ってしまったんだとわかった時、涙が止まらなかったけど、悲しんでいるときではないですね。 三毛妹さん達が少しでも元気で暮らせるように縞君の分も及ばずながらがんばりましょう。
【三毛妹さんと縞君】
帰宅途中、東海道線の電車の中、大船にて
ご冥福を心よりお祈りいたします。
びっくりです。
でも最期にmito_and_tanuさんの手の中で
虹の橋を渡ったのは
とても悲しいことなのだけれど
縞君良かったね。と思ってしまいました。
by はなちゃい (2012-03-15 19:51)
niceな話題ではないですが、お悔やみのniceを。
急に亡くなってしまったのですね。いったい、どうしてしまったのでしょう。
ショックです。
読んでいて涙が出てきました。
お外にいる子って、いつの間にかいなくなっちゃうような気がするけど、
縞君は、mito_and_tanuさんのところから旅立ちたかったのかもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。
by ChatBleu (2012-03-15 22:29)
ご冥福をお祈り申し上げます。
by kontenten (2012-03-15 22:59)
縞君は幸せだったと思います。
mito_and_tanuさんがいつも見守ってくださったから。
mito_and_tanuさんがいる時に旅立って良かったと思います。
悲しいですが、頑張ってください。
縞君のこれからの幸せも祈ります。
by ダウン (2012-03-15 23:59)
驚きました!そしてとても悲しいです。
具合悪かったのでしょうけど、きっとmito_and_tanuさんにご挨拶するの待っていたのかも。
最後に大事にしてくれた人の腕のぬくもりを感じることができて、
よかったと私は思いました。
やるせないでしょうけどどうぞお気を落とさぬように・・・
by imarin (2012-03-16 17:22)
縞君のご冥福の気持ちをこめて、nice!を押させていただきました。
画面越しでしたけれど、縞君を筆頭に神社の猫様たちには、私の心をとてもほぐしていただいたので。
縞君、リーダーらしく、mito_and_tanuさんにちゃんとお礼を言わなきゃと待っててくれたのかもしれませんね。 暦は春とはいえ、まだまだ寒い日が続く今、mito_and_tanuさんの腕の中で、見守られつつ虹の橋を渡れたことを、縞君は幸せに思ってくれてるんじゃないかと思います。
by Rae (2012-03-16 18:30)
縞君の死去、お悔やみ申し上げます。
辛いですねぇ。
でも、最後を看取る人がいて縞君、幸せだったと思います。
by yhiga-siura (2012-03-16 20:26)
あ~、かわいそう。
高齢のようですから寒さが続いて衰弱したのでしょうか。ひともそうですが、よくできた人ほど早逝してしまうのですね。残されたにゃんこたち,さびしいことでしょうね。
by sig (2012-03-17 17:58)